ニューヨークのあちらこちらで見かける青い自転車「CITY Bike」にお気づきでしょうか?これはシティバイクと呼ばれる自転車共有システムです。大手銀行のひとつであるCiti Bankが メインスポンサーなのでこの名前がつきました。2019年からはライドシェアサービス会社のひとつ、リフトのアプリからも利用できるようになりました。車に乗れば渋滞に巻き込まれ、地下鉄に乗れば景色も見えず、歩くことができる距離にも限界があります。そんなジレンマを解決してくれるのが自転車!今回は健康にも環境にも良いとニューヨーカー達からも人気のシティバイクの利用方法をご紹介していきます!
Citi Bikeとは?
Citi Bike とは、マンハッタンを中心にブルックリン、クィーンズ、ブロンクスの他にニュージャージーのジャージーシティやホーボーケンにもステーションと呼ばれる自転車置き場があるシェア自転車システムです。ステーションはおよそ750箇所あります。利用方法はとても簡単!アプリを使うか、併設されているキオスクで支払いをして利用できます。
登録方法
1.シティバイク(Citi Bike)かリフト(Lyft)のアプリをスマートフォンにダウンロードします。
2.名前、電話番号、メールアドレス、支払い情報(クレジットカードなど)を登録します。
3.自分のいるロケーションをシェアします。そうするとログインをして最寄りのステーションや自転車の空き状況など詳細が確認できます。
4.プランを選びます。年間プラン、シングルプラン、ワンデイパスがあります。
Citi Bikeの料金「自転車の種類」+「プランと料金」
普通自転車(Classic Bike)と電動自転車(ebike)があり、年間メンバーは普通自転車の料金に、プラス$0.17/分、シングルライドやデイパスは普通自転車の料金にプラス$0.26/分で電動自転車にアップグレードできます。(アプリでしか電動自転車は利用できません)★年間プラン
普通自転車 1回45分間 何回でも乗り放題 1年$205先払い
⚠️普通自転車も電動自転車も45分を超過すると1分ごとに$0.17料金が加算されます。
★シングルプラン
普通自転車 1回30分 1回 $4.49
⚠️普通自転車も電動自転車も30分を超過すると1分ごとに$0.26料金が加算されます。
★ワンデイパス
普通自転車 1回30分間 24時間以内なら何回でも乗り放題 1日$19
⚠️普通自転車も電動自転車も30分を超過すると15分ごとに$4料金が加算されます。
自転車を無くした場合は$1,200なので気をつけましょう。
ポイント: Citi Bikeで遠出の際は30分ごと(プランによっては45分ごと)に乗り換えましょう!
Citi Bike利用方法「大まかな利用の流れ」+「実際に利用してみる」
おおまかな流れとしては、アプリで現在地の最寄りのステーションを探します。見つけたら自転車の台数を確認します。
ご希望のものがあればそのステーションで自転車をアンロックします。方法はアプリの「Scan to unlock」をクリックしてハンドルの所にあるQRコードをスキャンするだけです。(スキャンが上手くいかなかった場合は、自転車のチェーンカバー部分にある自転車番号を手入力します)
自転車ドックのライトが緑になったら自転車を出します。
オプションとして、Citi Bikeキーを購入してドックにさして自転車を利用する方法がありますが、鍵の在庫が少ない事や、無くす可能性、さらにアプリがないとバイクの場所などを把握できないことからあまりおすすめはできません。
キオスクはステーションの端にあります。スクリーン画面上のスタートボタンを押して操作を開始し、クレジットカード(デビットカードなど)をいれてパスを購入します。5桁のコードが発行されるので、それをドック(自転車が固定されているところ)のキーパッドに手入力して自転車をアンロックします。一度自転車を返却しても、まだ乗車パスが有効であれば、同じクレジットカードを挿入すると新しいコードが発行されます。
(お金はチャージされません)
実際に利用する時に気をつけたいことがあります。
1.目的地周辺ステーションのドックの空きを確認する。(空きがないと戻せません)
2.時間が超過しないように気を付ける。(乗り換えれば料金は加算されません)
3.自転車返却の際には必ず緑のライトが点灯し自転車がロックされたことを確認しましょう。
(きちんと戻せていないと追加料金の発生や、自転車の盗難によって罰金が発生する場合があります)
4.交通ルールを守りましょう。
・自転車レーンを走行する
・逆走しない
・信号を守る
・歩行者優先
・曲がる時はハンドサインを使う
・乗車しながら携帯を使用しない
・手押しをする場合は歩道