交通機関 Transport
広いニューヨークには様々な交通手段があります。各乗り物には日本とは違う乗り方やルールがありますので
目的によって使い分けられると移動に便利です。こちらでは各交通手段のご紹介をしております。
徒歩
マンハッタン内を迅速かつ、ストレスなしに移動する最良の手段は徒歩になります。ニューヨークの街の作りは碁盤の目になっており、地図でみると分かるように、南北に延びる縦のAvenueと東西に延びる横のStreetで構成されているので、現在地と目的先の距離によっては地下鉄を利用するよりも早く辿り着くことができる場合があります。
★南北に延びる縦の大通り:Avenue (1st-12thまで)
1ブロック(Av間) 徒歩5分程度(250メートル)
★東西に延びる横の通り:Street (1st-220thまで)
1ブロック(St間) 徒歩1分程度(50メートル)
地下鉄
地下鉄(サブウェイ)は、最も利用されている交通手段です。ニューヨークのどこへでも手軽に移動でき、基本的に24時間年中無休で運行しています。
路線はアルファベットA、B、C、…と数字1、2、3、…を用いて目的地ごとに区別されています。
これらの路線はブロンクス、マンハッタン、ブルックリンとクイーンズを走っています。
※ラッシュアワーには2-5分間隔で、日中は5-10分、夜間はおよそ20分間隔で運行しています。
最も混雑するのは通常、平日の7:30-9:30と16:30-18:30です。
※運休する場合は各駅ごとに張り紙が張られますが、予告なく運休や変更があります。
最新の運行状況は、以下のリンクからご覧頂けます。
https://new.mta.info/
Metro Cardについて
- 地下鉄とバス兼用可能です。(エクスプレスバスは使用不可)。
- 地下鉄→バス、バス→地下鉄、バス→バスの場合、2時間以内は乗換料金が掛かりません。
- 金額が不足の際は日本のSuicaのように追加入金可能です。
- 毎日3,4回以上電車やバスを利用する方はUnlimited Card(乗り放題カード)を購入した方がお得です。
- 各カード裏面に使用期限が記載されているので、有効期限後に自動的に差替がされます。
PayPerRide Card (チャージ式カード)
- 一回乗車毎に片道$2.90が引き落とされます。
- $5.5-$80の入金が可能です。
- 11%のボーナスが付きます。(例.$20で$22.20がチャージされます。)
Unlimited Card (乗り放題カード)
- 7日間乗り放題:$34
- 30日間乗り放題:$132.00
- 地下鉄とローカルバス兼用可(エクスプレスバスは使用不可)
- 購入日に関係なく、使用初日から終了日まで使用期間として計算されます。
- 不正使用防止のため、一度改札を抜けると次の使用まで18分間利用不可となります。
EasyPay Xpress MetroCard (自動入金チャージカード)
- オンラインにて、クレジットまたはデビットカードアカウント登録をし、3週間程でカードが届きます。
- PayPerRide Cardを希望の場合は$30からの入金で、$20を下回った際に自動入金されます。
- Unlimited Cardを希望の場合は定期額を支払い、次回定期期日が近づいた際に自動入金のお知らせが届きま
す。(その際にPayPerRide Cardへの変更も可能です。) - 市バス(Local)及び急行(Express)の乗車も可能です。
乗り方の流れ
- 1. 改札を通る
- 改札機右手側に、カードの黒いラインを下向きにしてスライドさせる。
- 読み取りが完了すると、バーが押し出せるようになり中へ入ることができる。
(機械によっては読み取りづらい場合もあるので、諦めずに何度も試してみる。)
- 2. プラットホームに降りる
駅によっては複数ホームがあるため、目的駅の通る路線、方向を構内看板にて確認すること。
- Uptown:北方向、現在地より数が大きいStreetに行く場合(例.42st →125st)
- Downtown:南方向、現在地より数が小さいStreetに行く場合(例.42st →34st)
混雑時、車内から駅名が見づらく車内放送も聞き逃しやすいため、慣れるまでは駅名が目視できるドア側、窓側にいたほうが良いです。
メトロカード紛失対処法
30日間Unlimited Metroカードに関して- 機械からCredit、DebitもしくはATMカードを使って購入した場合は、紛失後に報告すれば戻ります。
- Metroカードを購入した際に使用したCredit、DebitもしくはATMカード番号を伝えます。
- 紛失した日以降のカード日数を換算され返金されますが、Metroカードは戻ってきません。
- 紛失届は1年に2回まで可能で、1回目は無料、2回目に紛失した場合は$5の手数料が掛かかります。
(この手数料$5は紛失したカードの残り分金額より差引かれます。)
バス
ニューヨークのバス停は南北路線はほぼ3ブロック、東西路線は各ブロック毎に停車するので乗り過ごしても十分徒歩で戻れる距離間になっています。南北路線は移動距離が長いため、Limited(リミテッド)という急行があります。(路線番号、各駅は紺色、急行は紫色)深夜早朝は安全のため、運転手の近くに座ることを心掛けましょう。
路線について
- クロスタウンバス (東西をStreet沿いを走るバス)
- ダウンタウンバス(北から南をAvenue沿いに走るバス)
- アップタウンバス (南から北をAvenue沿いに走るバス)
乗車料金
一律 $2.90(ただし急行の場合は$7)乗下車の流れ
1. 乗車する
- コインまたはメトロカードで先に支払う。(両替機はないので、お札は不可)
- 他路線への乗り継ぎが2時間以内であれば1回まで追加料金不要。
- 地下鉄からバスの乗り継ぎも可能。
2. 乗換予定がある場合
乗車時に「トランスファープリーズ」と言って運転手より乗換チケットをもらっておく。(MetroCardがある場合は不要)
乗車時に「トランスファープリーズ」と言って運転手より乗換チケットをもらっておく。(MetroCardがある場合は不要)
3. 下車する
- 車内の柱付近にある黄色い細長いテープのようなものを押す。
(前方後方ドアより下車可能だが、緑のランプ点灯時のみ後方ドアより下車可能)。 - 社内アナウンスが非常に分かりにくいため、車内から通り過ぎるStreet、Avenueを常に確認しておくと良い。
セレクトバスついて
ニューヨークのバスの中には料金前払い式のバスが一部あります。(マンハッタン内ではM15(1番街を北上、2番街を南下)とM34(34丁目を東西)に走る路線)
バス停に設置されている料金機械にて乗車前に支払を済ませ、レシートを受け取ります。乗車の際に運転手に掲示し、乗車します。
タクシー
マンハッタン内で認可されているのはイエローキャブのみです。営業権の問題でマンハッタン内のみでしか乗客を乗せることができないため、郊外へ行く場合には追加料金、料金交渉、場合によっては拒否されることもあります。
また、グリーンキャブはマンハッタン内(East.96th Street と West.110 Street よりも南)と空港では乗客を拾えない決まりになっているので、乗下車場所によって使い分ける必要があります。
乗下車の流れ
1. タクシーを停める
- 屋根上の番号が点灯しているのが空車のサイン。手をあげて運転手を呼び止める。
- 乗り場があるのはバスターミナル、グランドセントラル駅、ペンシルバニア駅のみ。
2. 乗車
- ドアの開閉は自分で行い、StreetもしくはAvenue名で行先を伝える。
- 英語が母国語でない運転手がほとんどなので、はっきりと伝えること。
3. 支払い
- キャッシュ、クレジットカードどちらでも可能。
- チップを渡して下車。(目安:15-20%)
注意点
下車の際に必ずレシートをもらうようにしましょう。また、降りる際は歩行車線側のドアから下車するようにしましょう。万が一、後方車との衝突などがあった際に運転手の責任となってしまうため、中には過敏に反応する運転手がいます。Uberの配車サービスついて
- Uberとは世界中で広まっている、プライベートカー/タクシーサービス。携帯電話からいつでも簡単に依頼することができます。
おすすめポイント
- 通常のタクシーよりも低価格
- 自分の居場所を説明できなくても運転手が把握できるシステム
- 事前にタクシーの現在地、運転手、車種を知ることができるので安心
- 乗車前に金額が分かり、事前にカード引き下とし
配車手順
1. 携帯でアカウント登録(クレジットのみでの支払いのため)2. 自分の居場所と行き先を設定
(この時点で料金を把握することができ、支払いまで完了)
3. 近くにいる運転手の情報をキャッチし、自動的に配車される
4. 運転手が近辺に到着次第、連絡が来る
5. 支払い済みのため、到着次第降りるのみ
6. ご利用後、サービスに対しての評価を入力
飛行機
ニューヨークには下記、3つの空港があります。国内線、国際線、目的地や距離によって使い分けることをお勧めします。
ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)
マンハッタンから約20キロのクイーンズに位置しているNY最大規模の空港です。ターミナルは6つあり、フライトする航空会社により乗り場が分かれています。ラガーディア空港(LGA)
マンハッタンに距離的に一番近い空港です。約20の航空会社が乗り入れ、国内線を中心に発着しています。ターミナルは4つあり、空港内の移動はシャトルバスを利用します。マンハッタンへの主な交通手段は空港バスなどがあります。ニューアーク・リバティ国際空港(EWR)
ハドソン川を挟んだニュージャージー州にある空港です。3つのターミナルがあり、ニューヨークで乗り継いで国内移動がある場合便利です。JFKよりもマンハッタンから近いので出張にも観光にも便利です。空港から市内へ
ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK) | ラガーディア空港 (LGA) | ニューアーク・リバティ国際空港(EWR) | |
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電車 | 地下鉄+エア・トレイン $8.25 60分 |
地下鉄+ローカルバス $4.0 1時間30分 |
エア・トレイン+パス・トレイン $9.0 40-1時間 |
タクシー | タイムズスクエア迄$56.0+チップ 45-60分 |
タイムズスクエア迄$37.0+チップ 30分 |
タイムズスクエア$79.0+チップ 40-1時間20分 |
空港バス | $15(片道)$27.0(往復) ■主な停留所 Port Authority Bus Terminal、Grand Central駅、Penn Station駅 1時間半-2時間 |
$16(片道)$30.0(往復) ■主な停留所 Port Authority Bus Terminal、Grand Central駅、Times Square 40-50分 |
$17(片道)$30.0(往復) ■主な停留所 Port Authority Bus Terminal、Grand Central駅、Pennsylvania駅 50分-1時間10分 |