I-94について About I-94
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I-94とは?
I-94とは、アメリカ合衆国に入国する際に外国人が出入国記録情報としてパスポートなどと共に入国審査官に提出する書類の一つです。I-94は以前は用紙(出入国カード)を到着前に機内で受け取っていましたが、2013年4月から一部デジタル化されました。そのため、入国の都度、用紙の記入・提出は不要になり、オンラインでいつでも確認・取得可能になりました。
I-94をオンラインで取得する方法
1. 公式サイトへアクセス
アメリカ合衆国の税関・国境警備局の公式サイトを開きます。利用規約・注意事項を一通り読みましたら、『Submit』をクリックします。2. 必要情報を入力
利用規約に同意しましたら、名前・誕生日・パスポート番号・パスポート発行国を入力する欄があるので、それらを全て記入し、『Get Most Recent I-94』をクリックします。3. 印刷する
個人情報を入力後、I-94の最新情報が表示されますので、印刷する必要がある方・念の為にと思う方は『Print(印刷)』をクリックしてプリントアウトしましょう。I-94に記載されている内容
- 入力番号(Admission (I-94) Record Number)
- 直近の入国日(Most Recent Date of Entry)
- ビザの種類(Class of Admission)
- 滞在期限(Admit Until Date)
- 苗字(Last/Surname)
- 名前(First/Given Name)
- 生年月日(Birth Date)
- パスポート番号(Passport Number)
- パスポート発行日(Country of Insurance)
また、『Get Travel History』をクリックすると、過去5年間の出入国履歴も出ますので確認したい方はこちらからできます。
I-94が必要な状況
オンライン化されたため、飛行機や船など、空路・海路でアメリカへ入国する方は入国審査の際、I-94を提出する必要がありません。(ではI-94はいつ必要になるの?って思われますよね)
実は、カナダやメキシコから陸路で入国する場合は、現在もI-94を提出しなければいけません。陸路の場合に必要になるI-94は、入国審査時に担当者から入手することができます。(写真のような緑の紙です。)もし英語のフォームに自信がないと思われる方は、場所によっては日本語版もありますので、担当者にあるかどうか確認してみましょう。
パスポートにホッチキスで留められますので、原則、出国の際に返却します。
出入国以外でI-94の提出を求められるのは、主に以下の場合です。
- アメリカの免許証取得時
- 移民局(USCIS)への書類提出時
- ソーシャルセキュリティー番号(SSN)取得時
交換留学生や語学学校に通う学生の方にとって、必要になることはほとんど無いと思いますが、長期留学になればなるほど必要な機会が増えます。
よくある質問
- 飛行機で入国した場合、I-94は不要ですか?
- はい、必要ありません。2013年4月30日以降はオンライン化されているので空路・海路での入国の場合、I-94の提出は不要です。
空港でパスポートに入国スタンプを押される際に、I-94の記録が電子的に記録されるので、紙の書類は渡されません。必要であれば、オンライン上から、出入国の履歴を確認することが可能です。 - 何年前の記録まで遡れますか?
- 上記の取得方法にも書かれている通り、同じパスポート番号で出入国した記録を、5年前まで遡って確認することができます。また、古いパスポートの履歴も、過去5年以内のもの/span>であれば確認可能です。
- 滞在期限(Admit Until Date)の所に「D/F」と表示されていますが、これは大丈夫ですか?
- はい、問題ありません。学生ビザで入国された場合は、滞在期限(Admit Until Date)に、期日の記載がなく、フォームに「D/F」と表示されます。
なぜなら、学生ビザ保持者はI-20が有効な限り合理的に滞在できるからです。
つまり、しっかり学校に通いI-20を維持している限り、滞在期限は延長され続けます。 - 紙のI-94がパスポートにくっついたままだと気づいたのですが、問題ありますか?どうすればいいですか?
- 大きな問題になる事はないと思いますが、気になるということであれば、担当局に「出国した証明(フライトチケットなど)」を提出することで、政府の出入国記録を訂正することができます。
紙のI-94を返却することで管理局は「アメリカをいつ出国したか」という情報をシステムに入力しています。紙のI-94を返却していない場合は、規定の滞在期間(観光ビザでの入国の場合は90日)を過ぎて違法に滞在したのではないか、ということになってしまいます。
しかし、アメリカ出国の際にI-94を返却し忘れたとしても、入国拒否にならないと思いますし、一般的な留学生であれば心配は無いでしょう。もし、将来的に長期的なビザや、アメリカでの永住をお考えの場合は、ビザ申請時に何らかの影響を与える可能性もございますので、心配であれば手続きされることをおすすめします。
ビザ情報に関しての注意事項
ビザに関する情報提供は、その時点で客観的な情報を提供致しますが、将来に渡りその内容を保証するものではございません。また、この情報を元に申請を行っていただいたものに対して、審査結果に関して弊社では一切責任を負いかねますこと、予めご了承下さい。
なお、弊社を通してご留学のお客様に関しましては、ビザに関するアドバイスもさせて頂いておりますが、ビザに関してのみのご質問・お問い合わせは承っていませんので、ご理解いただけますと幸いです。